母の声

福島から北海道へ避難されたある方より・・・


現在妊娠8ヶ月の妊娠糖尿病を持つハイリスク妊婦です。
自宅は福島原発から50キロ前後のところにあり家の中は徹底して気をつけていましたが0.8mSv。
玄関の外は3.6mSv。先日も汚染マップを作る方が、家の周りの数値が高く家の中を調べに来ました。
OPKにお世話になり北海道に夏の間避難しようと考えていましたが、情報を集めていくうちに、
福島に戻り出産する事が怖くなりました。暫定基準さえ通っていれば福島の食材を出してくる入院食。
その食事を食べながら産まれてくる我が子へ母乳を与える。考えただけでも自分の子供を殺すようなイメージが湧きました。
北海道には子供と2人母子避難をしている為、出産には不安があります。主人の両親は高齢で福島から離れた事が無い為
手伝ってあげなきゃという気持ちはあるけど、自信が無いと言われました。
私の両親は父が病気を抱え、母が生計を支えてる為、長期間は行けないと言われました。

・妊娠糖尿病とは。
妊娠中に中期には、胎盤の中で血糖値を上昇させるホルモンが作られるので
インスリンが効きにくい状態になり、血糖値が上がりやすくなります。
妊娠中の後期にはインスリンの量が身体にたくさん必要になりますが、
このときにそれに見合ったインスリンが作られない場合には高血糖になってしまい、
糖尿病の症状が出ることがあります。
・妊娠糖尿病の症状
妊娠糖尿病が引き起こす主な症状は高血糖が続くことによる弊害です。
妊娠への問題として妊娠中毒症になりやすく、流産や早産の可能性が出てきます。
また、胎児に母体から糖分が移行するために胎児の方も高血糖になりやすく、巨大児が生まれることになります。
この場合は通常の出産が困難なので帝王切開が必要になることもあります。そして母体にもその後も悪影響が出たりします。
眼の部分や腎臓の部分に合併症が併発してしまったり、妊娠糖尿病の症状が妊娠後も治らないときに放置しておくことで
本物の糖尿病へと発展してしまうケースもあります。

飲み薬で血糖を下げると胎児に影響があるため、出産までインシュリンを打つことになります。
胎児に異常があるといけないので産科健診は初期から2週間に1回のペースになります。
血糖をコントロールする検査も2週間に1回行い薬をもらいます。妊婦健診は14回まで補助が出ていますが、
今まで2倍の診察をしていて半分は実費です。福島県の病院では産科で妊娠糖尿病も見ていただいていたので
血糖をチェックするチップや針は無料で、インシュリン代だけかかっていました。インシュリン代一本&針 2000円前後。
北海道の病院では産科と糖尿内科が分かれていて別々の健診の為、時間は毎回3時間待つ感じです。
血糖をチェックするチップや針も有料で科も分かれてる為4000円多くかかります。
糖尿内科と専門のところなので、検査が多く1ヶ月に一回は検査が入り3000円。
福島で1人目を産む時、妊娠糖尿病でかかっていた金額より毎月1万円以上多くかかります。
北海道が普通で、福島県が良心的だっただけかもしれませんが産まれてくる子供の為とはいえ、
月1万円の出費は二重生活にはかなりきついです。
妊娠糖尿病はインシュリンで血糖を下げる為、それに見合った食事をしていないと低血糖になります。
食事の時間が遅れたりしても低血糖になります。常に糖分を持ち歩いていますが、低血糖の症状が出てしまうと
糖分を入れても回復するまで1,2時間体がだるく動けなくなります。
北海道に来て5回くらい低血糖になっていて、子供の事が出来ず大変でした。幸い、シッカリした子なので
大人しくTVなど見ていてくれますが、これが外だったら子供がパニック起こして道路に飛び出してしまったらと不安になります。
妊娠後期になり、インシュリンの量が増える予定です。低血糖が怖くて怖くて、薬の量を増やすのを悩んでいます。
出産予定日は11月中旬です。今のところ胎児に問題も無く、自然分娩の予定です。
1人で出産する事は抵抗も無く出来ると思います。ただ、上の子の事考えると心配で出産に集中が出来ません。
子供を預けたり、付き添いをしてくれる方は居ると思いますが出産は身内に傍にいて欲しい。
安心して出産出来るように、子供も家族に見ていてほしい。出産予定日前後1週間、主人に仕事を休んでもらいます。
飛行機のチケットを45日前の割引で取りました。当日取るのと2万円違うので、一応取りました。
その日まで産まれないで、お腹にいて欲しい。出産が早まったりしてしまったら、その日来てもらいます。
日にちによっては早割で取ってるチケットもキャンセルが利かない為ますます出費がかさみますが、
予定日に産まれたとして今一番安く済ます方法です。この自主避難でも2重生活をしている為生活も厳しいです。
これから出産&冬の北海道を考え、子供の幼稚園もバス登園&給食のある幼稚園を選びました。
再、入園金、制服代などで10万近い出費がありました。貯金は底をつき、主人の両親からお金を借りて生活しています。
やっと授かった念願の子供とも一緒に暮らせないで携帯の画像を見ては毎日泣いている旦那。
2人目のお腹の成長過程も見れずに毎日悔しい思いをしています。
3年前に義家族と子供が伸び伸びと育つ為の家を建てました。福島の家のローンも30年残っています。
自分の家に住めない生活も悔しくて堪りません。
せめて、保証さえ援助さえあればと思います。
本当に原発が憎いです。

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befinetomorrow

Author:befinetomorrow
□■NPO法人みんな地球の子どもじゃん■□
理事長 木村一雄
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VISION
■子どもたちの心への支援
■子どもたちの希望を育てる
■子どもたちの力を信じる
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